除菌・殺菌・抗菌・滅菌などの違い
滅菌
菌やウイルスといった微生物の数を限りなくゼロに近づけること
有害・無害を問わず対象物に存在しているすべての微生物及びウイルスなどを殺滅(さつめつ)または除去すること
滅菌前の状態から微生物の数を100万分の1以下に減らすこと
もっとも強力な作用です。
手術用具や注射器など医療器具
殺菌
菌を殺すこと
一部を殺しただけでも「殺菌した」と言えます
医薬品や医薬部外品のみに限られます
除菌
菌やウイルスを取り除いて数を減らすこと(除菌:商業用語)
・スプレーやジェル、ウェットシート、洗剤など
抗菌
菌の増殖を抑える、繁殖を阻止する(抑制する)(抗菌:商業用語)
抗菌の対象を細菌のみでカビ、黒ずみ、ヌメリは効果の対象外
・抗菌加工の施されている製品
消毒
病原性微生物を、害の無い程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせたりして、毒性を無力化させること
医薬品や医薬部外品のみに限られます
静菌
菌をしずめること(菌を殺さないがその増殖を止めること)。対象や程度を含まない概念
防かび(抗かび)
菌(カビ)の増殖を阻止する、繁殖を阻止する対象や程度を含まない概念。(抗カビ:商業用語)